Profile

Hiroshi Kudo/ 工藤 博

1974年 弘前市生まれ

1996年 同志社大学卒

2002年 ソルトレークシティ冬季五輪出場

2006年 木工業を独学で起業

2019年 仙台市から西和賀町へ移住

 

 

 

 

紙コップホルダーと木のスーツケース製作者

Biography

・雪国生まれ

1974年に青森県弘前市で生まれ、「弘前公園の桜」、「ねぷた」、「りんご」、「津軽の雪」、「岩木山」、「津軽弁」・・・これらの環境で育てて頂きました。

 

・雪国ならではのスポーツ

体育でスキー授業があるのは雪国ならではの特徴です。

高校時代から本格的に始めたクロスカントリースキー競技が、人生に大きく影響してきました。

同志社大学、同和鉱業株式会社へとスキー選手として進学、就職へと導かれ、その間、北欧やヨーロッパへの遠征の機会を多く頂きました。

2001年にはノルディックスキー世界選手権(フィンランド)、2002年にはソルトレークシティー冬季五輪(アメリカ)への出場の機会も頂き、2023年にスキー競技から離れました。

 

・雪と森と北欧の風景

クロスカントリースキーを通じて目にした風景や出会い、そして北欧やヨーロッパの田舎の生活感、森の中や雪の上にいる時間が、現在の作品の「元」になっているように思えます。

 

・自分は自分?

スキー競技引退後、仙台市にも支店を構える注文住宅メーカーの営業マンとして、着慣れないスーツを着て2年半勤務しましたが、会社の経営方針の転換で、勤務先の閉鎖が告げられました。

その時、「自分の生き方、後悔しない人生は?」と深く考えさせられました。

心の奥の「もう一人の自分」は、この先どう生きよ!と言いているのかと。

 

・自分の棚卸しと起業

生活の糧も確保しながら、自分らしい生き方を選べるチャンスでもありました。

「できること」「好きなこと」「木工」「工夫して自分でやる」「建築空間」「自然」「景色」というキーワードが想いの中に色濃く、2016年10月に「オーダーメイドのウッドデッキ製作業」として一人で起業しました。

家具工房への弟子入りや、木工の専門学校へ通う猶予がなく、独学での起業となりました。

 

 ・移住し Nordic Life の始まり

起業当初から構えてきた仙台市の工房から、2019年春に現在の岩手県・西和賀町へ移転移住しました。

初めて訪れた時、「日本の北欧だ・・・」と思えた西和賀町。以前から、かつて観た北欧の生活のような、自然の中で季節感を感じながら暮らしたいという願いもあり、多くの助力を頂きながら、この地に根差し始めました。

譲って頂いた空き家を手直しし、敷地内に工房を自作で建てて、徒歩5秒の環境で仕事を行なっています。仕事の合間には、裏の畑で野菜を育て、草刈り、薪割り、雪かき、町内会の役割などなど、意外と忙しい田舎暮らしです。

冬には、玄関の前からクロスカントリーでどこまでも行ける環境は、まさに北欧です。

 

・これからの未来

混沌とした現代社会において、nokkaはどうお役に立てるのだろうか?

ご縁があって、商品を手にされるお客様には、使う事で何らかの癒しや歓びが得られるのであれば、私にとっては製作の励みとなります。そして、継続していく原動力になります。

nokkaの商品は、当たり前のようですが、手に触れることができるリアルな木製品です。

 

手にされたお客様の生活やお仕事などが、nokka商品と出会ったことをきっかけに、少しでも明るく和やかになれたなら・・・と厚かましくも願いつつ、「木のチカラをかりて・・・」一つひとつ製作に励んで行きたいと思っています。

 

nokka 工藤 博